青春18きっぷ東北の旅 #2 快速はまゆりと日本三景・松島、そして東北本線【浅野】

2025年11月14日未分類

浅野(@asanocom2018)です。前回から1ヶ月ほど開きましたが、青春18きっぷ東北の旅の第2回です。

東北本線北上、岩手県へ

2日目の朝も早い。朝6時ちょうど仙台発の東北本線普通・一ノ関行に乗り、盛岡方面へ北上する。前日に仙台に着いた時と同じように、乗車するのは701系である。平日の6時台にも関わらずやたら高校生が乗って降りていった。部活の朝練だろうか。文化部中の文化部、極小吹奏楽部員だった筆者には程遠い世界である。

東北本線普通・一ノ関行 @仙台駅

1時間半ほど列車に揺られたのち、7時半頃に一ノ関駅に到着。東北2県目、人生初の岩手県に降り立った。

20分ほどの乗り換え時間を経て7時50分発の東北本線普通・滝沢行に乗り、更に北を目指す。快速はまゆり1号に乗るため、次なる目的地は東北本線は花巻である。乗車電は先ほどと同じく701系だが、盛岡地区用の紫色のカラーリングである。紫色を纏う通勤・一般形車両というのも珍しい。他には、JRであれば関西線のキハ120系くらい、それ以外は半蔵門線や谷町線といった地下鉄車両くらいであろう。

東北本線普通・滝沢行 @一ノ関駅

そして花巻には8時40分に到着。9時15分発の快速はまゆり1号が発車するまでは35分ほど時間があった。本来ならば宮沢賢治関連の資料館やらに行ってみたいところだがそれほどの時間もない。残念ながら、花巻駅の駅内やその周辺を歩くに留まった。

花巻駅駅舎の外観
腕木式信号機のモニュメント
花巻駅の駅名標。エスペラント表記も。

快速はまゆりに乗車

盛岡からの快速はまゆり1号・釜石行の指定席に乗車。平日の昼間、天候も優れないためか、指定席車両の2号車は実にほとんど貸切状態であった。

キハ110系快速はまゆり1号 @花巻駅
快速はまゆり指定席の外観

台風の影響もあり前日から天候が悪く、大雨のため快速はまゆり1号は40分ほど遅延。しかし大阪~仙台間17時間乗り通しの疲れのために同行者もともにひたすらに車内で睡眠にふけった故、釜石までの2時間以上の道のりは意外とそう長くは感じなかった。

釜石駅には11時20分頃に到着。所定の折り返し時刻は11時28分で、30分くらい到着後の時間があるはずだったがすぐに折り返すことになった。結局13分遅れの13時8分に快速はまゆり54号・盛岡行は発車した。

帰りは自由席に乗車
三陸鉄道リアス線盛行 @釜石駅

なんとか回復運転を行い、終着の盛岡駅には定刻で13時55分に到着。ここで訪れた盛岡駅は、現状(2025/11/12現在)で筆者の到達地で最北端となっている。

盛岡駅を北上川側の北口より望む

束の間の盛岡観光と東北新幹線

そして、東北新幹線はやぶさ号を待つ1時間半ほどの時間で盛岡冷麺を食することとした。

早速、東北出身の大学の部活の後輩からのおすすめである盛楼閣にて冷麺を賞味。付け合わせの果物は西瓜のイメージがあるが、季節や店によって違うようで1、来訪時(9月)は梨が載っていた(下写真参照)。あまり焼肉店系の冷麺を食べたことはないが、ほどよい酸味と辛味、果物の甘味が混ざり合って非常に美味であった。因みに、辛味のキムチは別添えも可能であるらしく、後輩曰くその方が美味いとのことである。

盛楼閣の冷麺(何故か非常に暗い)

束の間の盛岡滞在を経て、15時17分に盛岡駅を発車。東北新幹線はやぶさ26号・東京行に乗り、約40分ほどかけて仙台へ戻る。国内運転速度最速・320km/hを誇るE5系新幹線には初乗車である。ただし、今年2月に渡仏した際に乗ったICE(ドイツ鉄道)やTGV(フランス国鉄)も同じく320km/hが最高速度であったため完全に新しい感覚という訳でもなかったのであるが。

そしてほどなくして仙台駅に到着。はやぶさ・こまち号の連結を見たのち、日本三景・松島へと向かった。

東北新幹線やまびこ号・E5系新幹線車内
はやぶさ・こまち号の連結部分 @仙台駅
はやぶさ26号・E5系新幹線 @仙台駅

Posted by 浅野