C105参戦記~初のサークル参加、時々鉄道旅行記・後編~【浅野】
浅野です。コミックマーケット105(C105)にサークル参加した記録の後編です。後編を出すまでにどんなけ時間かかってんねんというのはご愛嬌。
サークル入場、楽すぎる
C105・2日目朝。8時前に王子駅から北に数分歩いたところにある東横INNを後にして、東京ビッグサイトを目指す。飯田橋で東京メトロ有楽町線に乗り換え、豊洲でゆりかもめに乗り換えて東京ビッグサイトに降り立った。
約1年半振りのビッグサイト、コミケである。旅するマネージャー氏(以下、旅マネ氏)から預かったサークル専用通行証を提示し、サークル入場を完了させる。少し遅めの9時過ぎに入場した(入場時間は8:30~9:30である)ためか全く混んでおらず、C103のときに炎天下の中ひたすら並び続けたのが噓のようであった。

こうして筆者はあまりにも楽であるサークル入場というものを覚えてしまったのである。
さて、C105開会
東5ホール・フ32bの「旅する〇〇」のブースへ向かうと、旅マネ氏は各所へ挨拶へ廻っており不在であった。程なくして彼が戻り、いよいよ開会を待つ段階となった。
「旅する〇〇」ブースは下の写真から見てわかるように、実に雑然として空間であった(当然良い意味である)。「旅する○○」の新刊や頒布物、旅マネ氏本人の既刊に加えて、委託物が多い。旅マネ氏が代表となっている(が、現在ほぼ休眠状態)SOS団京大支部の会誌『涼宮ハルヒの上洛』、京大支部のもととなったとも言えるSOS団東大支部の会誌『STAR 15.0』、そして旅マネ氏がOBの京大鉄研(リンクしなくていいか)の雑誌『葵』、新刊の『旅する○○の落書き その2』に寄稿し、表紙も担当されたにゅーたうん氏の『けったいな不審車』などといったラインナップである。

いわゆる鉄道島から少し外れて旅行系の島に放り込まれてしまっていたことも相まって、コンセプトが実にあっちへ行ったりこっちへ行ったりといったところである。
開会してから午前中はサークル主の旅マネ氏に店番を任せて、色々と戦利品を漁りに西へ東へ歩き回った。初参加の前回のような「これがコミケか!」というような感動は無いにせよ、所狭しと大量のサークルブースが並ぶ様は心躍らされるものがしかとあった。
売り子の刻(とき)
1時間半ほど会場を回ったのち、ブースに戻って交代と相成った。売り子といっても、(同人誌の祭典であるとはいえ)夏祭りの屋台のように客に声をかけて売り込むというものではない。気まぐれでやってくる参加者に最低限かそれ+αの対応をするだけである。
先述したように「旅する〇〇」ブースは鉄道系の交通評論が主ジャンルであるが、鉄道島から少し外れた場所に配置されており集客力としては少々のdisadvantageを抱えていた。売れ行きとしては、まあそれ相応に疎らなものではあった。しかし同じ目的を持つコミケを行き交う人が手に取り、そして少しずつ売れていくのはコミケへの主体的な参加感を感じさせてくれ、そしてなんだかんだサークル参加者冥利に尽きるところだなあと思った。
少しの時間を経て、旅マネ氏が戻ってきた。なんとなくまだ物足りないというのか、付箋のような蛍光色のテープに黒文字やら赤文字やらでPOPのような文言を至るところに貼りつけていき、ブースはさながら八百屋といった形相にすらなった(下ツイートが参考画像)。
閉会、そして有明を去りぬ
15時を過ぎ、旅マネ氏による切実なる万札払い推奨の札も掲示されるようになり、C105も終わりが近づいていった。
そして16時、館内放送の合図により、C105閉会。そしてそれに続いて鉄道島恒例の三本締め・万歳三唱。

閉会後は旅マネ氏は京大鉄研ブースの撤収に駆り出されたため、一通り撤収作業が終わると彼とはあっさりと年末の挨拶だけ済ませて別れることになった。ものの20分ほどでほとんどのブースの長机やパイプ椅子が回収されていく様は実に儚いものであった(下写真)。

そして何万という同志とともに、東京ビッグサイトを後にした。豊洲駅のコインロッカーに服やかさばる荷物を入れた大きめのリュックサックを置いてきたので、ゆりかもめでまた豊洲へ向かうことにした。ゆりかもめの東京ビッグサイト駅への行列は凄まじく、乗るまでにかなりの時間を要した。
帰路に就く
これで東京での用は済ませたので、帰路に就きたいところである。しかし、筆者の切符を取っていた新幹線は東京駅20:54発ののぞみ95号・姫路行き。親の実家のある姫路に帰省するため姫路行きの最終列車を取っていたのである。
豊洲まで戻ったのは17時半頃で、かなり暇を持て余す羽目になった。乗車変更しようにも年末も年末の12月30日の夜の新幹線がそう都合よく空いている訳もなく、またこの時期のみどりの窓口も途轍もない行列である。都内でなんとか夜まで時間を潰すことにした。
色々と考えた挙句、瀬戸弘司が動画でおすすめしており、友人も美味いといっていたラーメン店「AFURI」の新宿ルミネ店へ行くことにした。東京メトロ有楽町線で市ヶ谷へ向かい、都営新宿線で新宿へ向かった。店はかなり混んでおり、国籍は様々だがかなり外国人が多かった。

定番の「柚子塩らーめん」をコミケのセルフ打ち上げとして啜り、1日の疲れを癒した。あっさりとしていながら、素材の一つ一つの旨味が活かされた至高の一杯であった。値段はまあ、流石東京のラーメンだなあといったところである。
その後は新宿近辺や東京駅で土産物を購入し、発車時刻より30分ほど早く改札内に入って列車を待った。真新しいN700Sの14号車普通車指定席に座り、ようやく帰路に就いた。

さいごに
実際に冬コミ(C105)に参加してから実に半年が経ってしまい、書く内容も色々思い出しながらになりかなり粗いものになってしまったような気がする。反省である。
今後の予定であるが、サークル「旅する〇〇」は本年12月30~31日に行われるC107への出展に向けて鋭意諸々制作中であり、今現在の予定では筆者も売り子として参加するつもりである。乞うご期待。
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