【旅するみちてつ】旅行で使ったきっぷ達 #01
はじめに
筆者は旅行に行くとき、なるべくきっぷは持ち帰るようにしている。(都会はICカードで乗ったりするけど)
そうすることで旅行を思い返せるわけなのだが、最近どうもきっぷが溜まっており、見返すのが面倒になってきた。
そこで旅行やきっぷの記録兼備忘録的な記事として、表題で示すように連載としてまとめて行きたいと思う。因みに掲載順は筆者の気分のため悪しからず。
2024年3月 北東パス&キュンパス旅行
この旅行の大きな目的は複数ある。
- 最速サンダーバード乗り納め
- 最初で最後の乗り継ぎ割引
- 東北&函館エリアの乗りつぶし
- キュンパスで新幹線に乗りまくる
この四つが主な目的だ。それでは旅行順に並べたきっぷを図1に示す。

図1 今回の旅行で使ったきっぷ
これが今回の旅行で使用したきっぷである。それでは左上から順に解説していきたいと思う。
乗車券 京都市内→上越妙高 学割 \5280
特急券 京都→金沢 サンダーバード9号 乗継割引 \1470
特急券 金沢→上越妙高 自由席 乗継 \2640
これら3枚で上記の目的のうち上2つが達成された。まず、サンダーバード9号だが、これが最速サンダバである。停車駅は大阪、新大阪、京都、福井、金沢、の5駅だけである。この列車の一番の目玉とも言える、巨大な新幹線の駅舎を横目に敦賀駅を通過するという貴重な体験ができたのは良かった。
金沢で時間があったので名物のあんころ餅(図2)を購入し、新幹線に乗り継ぐ。乗継割引は2024年3月のダイヤ改正で廃止されたためもう使うことはできない。在来線の特急料金半額とはすばらしい制度であった。

図2 金沢名物あんころ餅
上越妙高で北海道東日本パスを購入した。しかしこのきっぷはこの駅からは使えない。そのため右側のえちごトキめき鉄道のきっぷで直江津まで移動する。
北東パス \11330円 七日間有効
えちごトキめき鉄道 上越妙高→直江津 \340
直江津から正式に北東パスを使用する。北越急行を乗りつぶし、六日町まで移動後、上越線、信越線、越後線、弥彦線、越後線といった順で乗っていき、新潟で宿泊した。なお新潟の宿であるが、うまいこと細工をして値上げを可能にしている宿であった。(図3)

図3 シングルイン新潟第一 3000円”より”
次の日は信越線、羽越線、米坂線、奥羽線、左沢線、仙山線、東北線と乗り継ぎ、一ノ関で宿泊した。なおこの日の移動はすべて北東パスを使用した。
旅行3日目、一ノ関より、大船渡線に乗り気仙沼へ向かう。その後BRTで盛に行き、盛からは三陸鉄道に乗車した。その時点では盛~宮古間とJRの釜石線が未乗車であったため、図1のように盛→釜石のきっぷと、釜石~宮古の一日乗車券を併用した。
盛→釜石 \1100
釜石⇔宮古 \2400(土日祝のみ発売)
三陸鉄道には恋し浜というロマンチックな駅(図4)や、車体の至るところにポケモンが描かれた車両(図5)が走っている。

図4 恋し浜駅

図5 ポケモン列車 車内にはポケふたイラストが大量にある
釜石から快速はまゆりに乗車する。指定席はリクライニングシートだ。かつて急行列車で使用された車両で、テンションが上がった。これが令和の急行列車である(図6)
指定席券 はまゆり6号 釜石→盛岡 \530

図6 快速はまゆり
盛岡から、IGRと青い森で青森駅に移動し、極寒の中30分歩いて青函フェリーのターミナルまで向かった。
青森港から函館港に向かい、函館港から五稜郭駅まで30分歩き、函館駅へ移動した。函館市電の一日乗車券を購入し、乗りつぶしを始める。乗りつぶしが終わっても時間が余っていたので、五稜郭タワーに上った。雪の五稜郭はとても綺麗だった。(図7)

図7 雪の五稜郭
新函館北斗まで移動し、北海道新幹線に乗車する。奥津軽いまべつという、日本の新幹線駅で最も乗降客数が少ない駅で下車した。ここでは、北東パスと立席特急券を使用し、特例を活用して新幹線に乗っている。
新幹線特定特急券(立席) 新函館北斗→奥津軽いまべつ \2850
奥津軽いまべつで記念の入場券を購入した。図8に示す北の大地の入場券であるが、この駅だけ台紙がでかくなっている。

図8 奥津軽いまべつ駅 北の大地の入場券
ここから津軽線を乗りつぶしするのだが、三厩発の代行バスまで時間に余裕があるので竜飛岬に行った。竜飛岬は非常に風が強かった。(図9)

図9 竜飛岬から見る津軽海峡
その後津軽線代行バスで蟹田まで行き、青森で宿泊した。
次の日、青森からまず大湊線を乗りつぶして、そこから引き返し男鹿線に乗りつつ秋田まで移動した。秋田からは図1にもある通り秋田新幹線での移動だ。
乗車券・特定特急券 秋田→盛岡 こまち \3420
盛岡から花輪線に乗り、大館で宿泊した。
次の日も秋田に行き、今度は由利高原鉄道に乗車する。使うのは写真の往復きっぷだ。
羽後本荘⇔矢島 \1220
図10にもある矢島駅では、使用済みの硬券なども購入できた。ちょっと欲しくなるようなグッズが色々販売されていた。

図10 矢島駅
この後秋田駅まで戻り、北上線経由で東北本線を南下し、数日前にも泊まった一ノ関のホテルに再び宿泊した。こういう宿泊は流石に初めてだった。
次の日は一ノ関から気仙沼に行き、気仙沼線BRTで南下し、石巻線や仙石線の乗りつぶしをした後、東北線で宇都宮まで移動した。道中の駅には図11に示すようなペットボトルアートがあり、北陸新幹線の延伸がまもなくであることを改めて実感した。

図11 北陸新幹線延伸のペットボトルアート
さて、宇都宮からはいよいよキュン♥パスの出番だ。(図1最下段) 移動経路は図12の通りである。
旅せよ平日!JR東日本たびキュン♥早割パス JR東日本全線 \10000

図12 キュンパスでの移動経路w
一応文章で説明すると、宇都宮→大宮→上越妙高→直江津→長岡→新潟→大宮→新青森→盛岡→いわて沼宮内→上野
である。
図1にあるようにこの移動の中で指定席は2回使用した。
新幹線指定券 大宮→新青森 はやぶさ25号 \***
新幹線指定券 いわて沼宮内→東京 はやぶさ46号 \***
ちなみにだが、キュンパス効果で新幹線では立ち客が大勢出ており、途中まで同行した友人は大曲から東京まで3時間半立ちっぱなしだったそうだ。
なお私は、上野から新宿に行き、バスタ新宿より夜行バスで関西へと帰った。
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